屋外デジタルサイネージ筐体 設計・製作について

屋外向けの盤や筐体は、雨風や日光を受ける環境で長期間に渡って設置されるため、防水性能・防錆性能・防塵性能・内部温度(冷却)制御等が必要になります。マエショウでは、これまで携帯基地局や気象衛星観測所や高速道路等のインフラ関係を制御・コントロールする盤や筐体を数多く設置・納入してきました。これらの屋外盤・筐体専用の技術対応力を、屋外のデジタルサイネージの盤・筐体設計に展開し、これまでに多くのお客様から設計のご依頼、各種試験のご依頼をいただき、確かな品質で製品を提供しております。

屋外デジタルサイネージ筐体 設計・製作の特徴

屋外のデジタルサイネージの筐体に求められる特徴は、防水性能だけでなく、防塵性能のほか、温度対策や(ディスプレイ)への日光の映り込み防止、日中の明るい環境下での見える対策が必要です。また広告媒体であるため、確実な配信を行うために、電子機器であるディスプレスの冷却も必要になります。

< 屋外用デジタルサイネージの特徴 >
特徴①

防水・防塵規格:IPに準拠した屋外環境下に対応した筐体制作

特徴②

モニタ部分の日光の映り込み防止や、直射日光の熱対策

特徴③

屋外のサイネージ筐体の設置・メンテナンス

①防水・防塵性能を確保するために、溶接やパッキンやコーキングの技術、特に扉の開閉部分には水切れ構造が必要になり、マエショウではこれらを自社ので試験や過去の膨大なデータから、十分な対策を行っております。

②広告媒体であるディスプレイ画面が見える等にするために、低反射ガラスの選定・採用やガラス面に特殊なフィルムを張ることで明るい環境下でも見やすくする等の工夫を行っています。
これまでに数多くの場所・シーンに屋外用のデジタルサイネージを設置した経験をもとに、設計からデザイン、製作・試験までに対応しております。

③デジタルサイネージは、電気製品のディスプレイが発熱するだけでなく直射日光により、冷却対策を何もしなければ内部温度が60度になることがあります。これを防止するために、外気空気を取り入れる軸流ファンやクロスファンを設置して、内部温度が40度以下になる設計もご提案しています。(周囲温度が35度環境下で、内部温度が40度以下等)

<屋外盤 設計・製作.comの屋外デジタルサイネージの紹介>
商業施設の屋外での実績例
商業施設の屋外での実績例
耐雨風・埃環境下での実績例
耐雨風・埃環境下での実績例
前面パネルが上開きで雨がかからない構造
前面パネルが上開きで雨がかからない構造
筐体の防水性能試験の様子
筐体の防水性能試験の様子
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屋外専用 55インチ3面 デジタルサイネージ筐体

高速道路に設置された大型のデジタルサイネージ筐体。
背面に設置されているため、この大型のフロントパネルをダンパーを使い、スムーズな開閉ができる設計となっています。また、ディスプレイの設置を全面から可能とする金属フレームが内部に設置されており、デジタルサイネージを壁際に設置することが可能です。
デジタルサイネージの全面パネルを上開きにするメリットとしても、雨の日でも簡単な電気配線作業等のメンテナンス業務にも支障をきたしにくくなっています。

屋外デジタルサイネージ筐体 設計・製作