72時間の無人運転を実現する最新パンチ・レーザ複合機 ACIES2台配備

板金加工の製作コストを削減する最新のパンチ・レーザ複合機:アマダ社製 ACIESを2台配備しております。(ACIESを2台配備しているのは、2016年8月時点で株式会社マエショウでは日本国内で唯一)この複合機は、2台のパレットチェンジャーから鋼材を自動供給だけでなく、NCT(ターレットパンチングプレス)の金型を専門の格納ボックスからオートチェンジングすることが可能です。その結果、最大72時間連続無人の運転を実現し、夜間の自動運転による人件費の削減と短期間での高い生産性など、板金加工の作業効率を飛躍的に向上させることができます。他にも、パンチ・レーザ複合機 ACIESは、機械性能である板厚6mmまでのM3からM8の自動タップ加工、オートツールチェンジャーによる少量多品種の板金加工への対応にも優れた性能を発揮します。人的技術だけでは実現不可能な板金加工業界の最新鋭の加工機の保有も株式会社マエショウの特徴になります。

< 72時間の無人運転可能な最新パンチ・レーザ複合機 ACIES >
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板金加工の曲げ工程を自動化するオートベンディングマシンを2台配備

切断や抜き加工された鋼材を曲げる作業は長く人の手によって行われています。従来のベンディングマシンは、「 金型を段取りした後、ある程度整った形状の鋼材を人の手によって所定の位置に固定し、プレスすることで鋼材を立体的な形状へ 」の流れを繰り返し行います。この塑性加工には、必ず1台のベンディングマシンに一人の作業者が必要になり、複数の曲げ加工を必要とする板金加工品の最大のコストアップの原因となっていました。
この問題を株式会社マエショウでは、曲げ加工をロボットで行うことができるオートベンディングマシンを導入することで解決しています。最大で24時間連続運転が可能で、10工程以上の曲げもこの1台で連続して加工することが可能です。このオートベンディングマシンで無人加工が可能な形状とサイズを鋼板をセットしておき、可能な限りの単純な曲げ加工をロボットの無人加工、大型サイズや複雑形状など曲げ加工を人が行なっています。この区分けにより現場の作業者の曲げの技術レベルの向上にもつながっています。

< オートベンディングマシンによる曲げ工程の自動化 >
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その他の板金加工の設備

パンチ・レーザー複合加工機やロボットベンダーの他にも、盤の板金加工のビスを立てるスタッド溶接機や、溶接歪を最小限に抑えることができるYAGレーザー溶接機も配備しています。日常的に盤やデザイン盤等などの板金加工品を製作している中で、作業工数が少なく、品質が安定するための機械設備が充実しています。特に溶接工程に於いては、スダッド溶接機による作業者に依存しないビス立てや、薄板の鋼板を溶接した際にでる溶接歪の発生とその修正作業時間の短縮のためのYAGレーザー溶接など、お客様に提供する板金加工品の品質向上とコストダウンにつながることを目指しています。

< YAGレーザー溶接機 >
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