JSIA:日本配電制御システム工業会が認定する配電盤メーカーとしての優良工場

制御盤や通信盤を設計・製造する配電盤メーカーである株式会社マエショウは、 JSIA(一般社団法人 日本配電制御システム工業会)が審査・認定する優良工場です。この“優良工場”は、盤の優れた品質保証体制と製作技術を証明することで、盤の製作を依頼する配電盤メーカーをお客様が選ぶ時の判断材料になることを想定しています。JSIAから優良工場に認定されるためには、次の4つの特徴を有する配電盤メーカーであることが必要です。

 1ISO9001を基準とした高い水準の盤製作の品質保証の体制とその維持
 2配電盤メーカーとしての盤への優れた技術力(設計・製造・検査の国家資格を持った技術者の在籍)の確保
 3盤の製造技術に対する不断のレベル向上(JSIA指定の盤に関する技術講習会の受講)
 4万が一の際の補償体制(PL保険への加入)の確立

この制度は平成11年に第1回の認定が始まり、盤に関する品質はISO9001に準拠しており全世界基準に則しており、この認定を取得した配電盤メーカーの盤製作の品質はISO9001の認証取得工場と同等以上と言われています。ちなみに、株式会社マエショウは平成22年に優良工場に認定されました。JSIAから優良工場の認定を受けた工場で製作された盤には高い品質と技術力を証明する“efラベル” ( efは、Excellent Factoryの頭文字からきています )を張ることができます。
<補足>
JSIA優良工場の認定制度は、配電盤のプロが集まった工業会が品櫃と技術力が求められ、約170以上の項目の審査をクリアする必要があります。技術力の証明としては、電気回路の保護協調や高調波抑制等に重点が置かれ、有資格者では配電盤・制御盤の製図技能士や組立技能士、JSIAが実施している盤業界に専門特化した技能審査試験の合格者の在籍も必要となってきます(高圧盤製造工場である等でも、必要な資格は変わります)。

< JSIAの認定する優良工場 >
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JEA:蓄電池設備認定委員会が承認する蓄電池設備資格審査登録事業者

太陽光パネルによって発電されたDCの電源をリチウム電池などに電気を蓄電し、その電源をDC盤クーラーへ転用する電気回路技術を得意とする株式会社マエショウは、一般社団法人電池工業会によって開催された「 第32回JEA蓄電池設備認定委員会 」によって、蓄電池設備資格審査登録事業者に承認されました。ここで承認・取得した蓄電池設備区分は、「 蓄電池設備、直流電源装置、充電装置 」、「 外箱、蓄電池外箱、屋外箱」になります。この承認・取得により条例キュービクル適合品として盤の製作をおこなっています。
また、この蓄電池設備の認定は、一般社団法人日本電気協会が総務省の消防庁の登録認定機関として行っている制度です。登録された事業者は、電池工業会のホームページから確認することができます。制御盤や通信盤の内部にリチウムイオン電池などの設置をお考えのお客様は、蓄電池が直流電源装置や重電装置に該当するため盤の一式製作を株式会社マエショウに依頼ください。

< 蓄電池設備資格審査登録事業者による条例キュービクル適合品の提供工場 >
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安全で効率的な作業スペースと、整理・整頓・清掃を徹底した生産現場

平成28年5月に株式会社マエショウの本社工場を現在所在地である愛知県西尾市に移転しました。この本社工場の移転によって、板金加工に関する機械設備は、人や加工品の動きを十分に検討したレイアウトとなっています。その結果、これまで以上に人と台車の動きがスムーズになり、製品や仕掛品の無駄な移動をなくすことができました。また、現場で使用する工具や消耗品を含めたモノの整理・整頓、現場で発生するゴミや埃等の清掃活動を徹底して行い、移転当初の綺麗な状況を保っています。
また、安全活動や安全対策を各所で行っていることも株式会社マエショウの本社工場の大きな特徴です。機械設備の間のスペース、機械設備の前の作業者が稼働するスペース、白線で明確に分けた通路のスペース、等は十分に確保しています。また、作業現場だけでなく、建屋間の広い道路幅の確保、工場から一般道に車両が出入りする度にセンサーが反応し光と音で知らせています。
新規でお取引を開始する際に、工場見学にお越しいただくお客様からも、作業効率と安全性を高く評価いただいており、我々の本社工場は弊社の社員一同の大きな自慢の一つとなっています。

< 作業スペースと整理・整頓・清掃のされた生産現場 >
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