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設置例のひとつとしては工事現場があります。

工事現場では屋根などが無く、そのまま屋外に筐体を設置することになり雨や風に対する防水。工事の作業に対する防塵。太陽光からの熱。筐体の錆びなど様々な外的要因からの対策が必要となります。

防水や防塵については水を受けたときの流れや勢いイメージした上での形状設定、隙間へのコーキング処理、パッキンの取り付けなどによって気密性の高い構造に仕上げます。

熱対策はディスプレイ面以外の外側に遮光板を取り付けることや筐体内部に遮熱板を取り付けるなど行い筐体外からの熱を受けにくい構造にすることができます。また内部の機器からも熱が発生します。それについても篭ることがないように冷却装置となるFANをつける事で熱交換機能を行い機器の故障するリスクを減らしています。またFANの吸気口にフィルターをとりつける事で粉塵対策行っています。

錆びへの対策は日本配電盤工業会の規格「JSIA-T1020 配電盤類の塗装技術」に準拠しており設置する環境がどのような場所であるかに応じて素材選びを行います。錆びにくいZAM(溶融亜鉛めっき鋼鈑)やSUS(ステンレス鋼鈑)の使用や、表面処理についても屋内、屋外、耐塩、重耐塩など様々な環境を考えて行い、耐候性の高い表面処理を行うことで防食性の高い筐体に仕上げています。

 

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