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溶接構造では強度が出る、見栄えが良くなる等のメリットがありますが、作業スキルのある熟練の作業者が必要なことや、ひずみ取り等でコストがかかる、ZAM材・ボンデ材等の表面処理鋼板は表面を仕上げの際に削ってしまうため使いにくい等のデメリットも存在します。

溶接をしない溶接レス化の接合方法はいくつかあります。

ビス組立

ビス組立は、ボルトやねじで締結する方法です。
材質や種類も多くあるので用途によって使い分けることができます。
工具も種類があり様々な箇所での接合が可能です。
穴位置がでていないとビスが入らないため精度が必要です。

リベット組立

ビス組立と一緒でリベットで締結する方法です。
ビスよりも強い強度が得られます。
接合部の穴径のクリアランスがとれないので精度が必要になります。
接合部にはリベットの潰れた突起ができてしまうので見栄えが必要な製品は注意が必要です。

接着剤

接着剤で接合する方法です。
他に比べて強度が極端に落ちるため重量があるものや、接着面積が小さいものには向いていない接合方法になります。

はめ込み

受け側のはめ込み用の穴に、挿し側の突起部分を入れはめ合わせていく方法です。
道具を使わず板金加工だけで接合が可能ですが、こちらもビスやリベットに比べると強度が弱い接合方法になります。
また、緩みの可能性もあります。

屋外盤を得意とするマエショウでは、上記の種類の接合方法の中から防水面、接合箇所の面でビス組立方式を採用しております。

溶接を極力減らしたビス組立にすることによりコストを抑えた量産製作が可能となっております。

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