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マエショウでの耐塩・重耐塩仕様の屋外盤は製作可能です。

弊社では耐塩・重耐塩の区分をJSIA(一般社団法人日本配電制御システム工業会)技術資料の「JSIA-T1020 配電盤類の塗装技術」に準拠して以下のようにしています。

耐塩仕様は、「海岸より約300m~1km以内の屋外、屋側」に設置する場合に該当します。

重耐塩仕様は、「海岸より約300m以内の屋外、屋側」に設置する場合に該当します。

屋外筐体を設置する予定の場所について調べ、設置場所がどのような環境になるのかを理解する必要があります。その環境を考えつつお客様のご希望に応えた「筐体設計」「材料選び」「表面処理方法」を提案させていただき防食性の高い屋外盤を実現します。

材料面ではZAM(高耐食メッキ鋼鈑)やSUS(ステンレス)といった材料を使用して、筐体を製作する事で防食性を高める事が可能です。

しかし加工の方法によっては限定される場合もあります。

SUSの溶接は歪みが起きやすく、筐体の美観を作るための歪み取りに時間がかかりコストアップも起きてしまいます。そういった事を考慮した設計を提案させていただきます。

それに加え表面処理も環境区分と同様にJSIA(一般社団法人日本配電制御システム工業会)技術資料の「JSIA-T1020 配電盤類の塗装技術」に準拠して、最適な「塗料の種類」、「塗装方法」、「膜厚」を考え、高い防食性のある屋外盤に仕上げます。

 

マエショウではこれまでに多くの耐塩・重耐塩仕様の屋外盤の納入の実績もあり様々な経験とノウハウを持っていますので、その他ご不明点などありましたらお気軽にご相談ください。