Answer (回答)

マエショウでは屋外型蓄電池盤の製作実績があります。

屋外に蓄電池を搭載した盤を設置すると蓄電池、電子機器などの発熱により筐体内の温度が上昇し電子機器等の故障につながります。
その為、筐体内の電子機器が故障しない温度以下を維持する必要があります。

マエショウで行っている「熱対策」と「熱対策の効果確認方法」をご紹介します。
≪熱対策≫
[FAN]⇒盤に吸気口、排気口を設け、FANを取付けて筐体に内にある熱、空気を排出し屋外の熱、空気を取り入れて温度上昇を抑える
事が可能です。
但し、空気を取り入れる際に異物が混入する恐れがあるのでルーバー等を取付ける事が必要になります。
また、電子機器の発熱量が上回ってしまうと効果が見込めなくなりますので注意が必要です。

[熱交換器]⇒扉、天井等に熱交換器を取付け、筐体内と筐体外の温度を入れ替えて筐体内の温度上昇を抑える事が可能です。
FANより効果は見込めますが電子機器の発熱量が上回ってしまうと効果が薄くなるので注意が必要です。
また、FANよりコストが上がります。

[エアコン]⇒扉、天井等にエアコンを取付け、冷媒を使用して筐体内の温度を下げる事が可能です。
FAN、熱交換器より温度を下げる事が出来ますがコストも上がりなすので電子機器の発熱量、日差しの強さ等の用途により使い分けが必要になります。

≪熱対策の効果確認方法≫
[環境試験]
⇒マエショウでは屋外の温度を擬似的に発生させる設備を完備しております。「以下、環境試験室という」
環境試験室は-30℃~80℃までの温度変化する事ができるので屋外環境でどれくらいの冷却能力があるのか確認する事が出来ます。
「試験事例」:室温20℃2時間⇒-10℃2時間⇒20℃2時間⇒40℃時間※指定温度になるまでの時間は別途必要です。
また、温度測定をしたい部分に熱電対を貼付けメモリハイロガーで測定する事で盤内温度が上がりやすい部分を調査する事や測定温度をグラフにする事が可能となっております。
筐体サイズが環境試験室より大きいと試験をする事ができませんので注意が必要です。

以上がマエショウの「熱対策」と「熱対策の効果確認方法」になります。

他にも屋外盤に必要な防塵試験(IP3X~IP6X)、防水試験(IPX4~IPX6)、耐風圧試験、騒音試験等を行う事も可能となっております。
質問、ご依頼等がありましたらご気軽にご連絡ください。

>>>お問い合わせはこちら

>>>筐体内の電子機器が熱に対応できる盤の製作は可能でしょうか。

>>>電子機器をいれた筐体を0℃以下の屋外で使用できますか?